第4章 リョー兄と一緒。
~ side リョーマ ~
ミルクティーを飲むとスズナは、ベンチで寝てしまった。
ったく!俺がいるからいいけど、いないときはもっと警戒しろよな?
俺はそう思いながら、スズナに自分のジャージをかける。
「ねえ越前、スズナちゃんは怒るといつもあんな感じなの?」
「そうっすよ不二先輩。まあ、あのままテニスが始まっていたら俺でも止められないんですけど…」
「そうなんだ…」
「あ、そうだ。先輩方に二つ、言いたいことがあります」
「なんだ?」
「一つは、スズナに血を絶対に見せないでください。そしてもう一つは、いくら先輩たちだからといってもスズナに手を出したら許しませんから…」
そう言って俺は、先輩たちを睨む。
「「「「「「「「!?」」」」」」」」
驚く先輩たち。
まあ、スズナはモテるから仕方ないけど…