第3章 みなさんと対決です。
「スズナ!!」
声が聞こえた方を向くとそこには、越前がいた。
そしてその手には、なぜかコンビニの袋があった。
はあ!?
あいつ、コンビニに行ってたのかよ!
俺は、越前に怒りを覚えた。
しかし越前は、
「スズナ、今すぐ試合をやめて休憩にしよう?」
「やだ、だってコイツムカつく!」
そう言ってラケットを手塚部長に向ける越前の義妹。
何でそんなに怒ってるんだ?
「じゃあ、これは俺が飲もっかな~?」
「!?」
そう言って越前が袋から取り出したのは…
「ミルクティー?」
そう、ミルクティーだった。
明らかに越前が絶対に飲まなそうな飲みもの。
そんな光景に驚いている俺たちを無視し、越前は続けた。
「スズナが休憩しないなら、俺が飲んじゃうけど?」
「やだ!飲まないで!」
そういっている越前の義妹は、なぜか涙目になっていた。
「「「「「「「「!?」」」」」」」」
っ!?
可愛すぎだろ、クソ!