第3章 みなさんと対決です。
~ side スズナ ~
「すまない、やり過ぎたな…」
「いえ、平気です。本気で来てくださいといったのはこちらですし」
「そうか、じゃあ続きをやるか」
「はい」
そして試合を再開すると30ー30になった。
よし、そろそろ技でも見せようかな~
「いくぞ、おりゃ!」
「えい!」
パコーン、パコーン!
「今度は、受けきれるかな!」
何回か続くとまた桃城先輩が重たいボールを打ってきて私は、わざとボールを高くあげた。
「くらえ!」
よし、いまだ!
「咲き誇れ緋色の花、スカーレット!」
私は、自分の技のなかで一番速いスカーレットを打った。
すると桃城先輩は、上にジャンプしていたせいか反応できず私に得点が入った。
「40ー30、スズナの勝ち!」
やった、勝てた~!