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王子様のお姫様
第3章 みなさんと対決です。
「ねえリョー兄、桃城先輩ってどのくらい強いの?」
ベンチで準備しているときに私は、リョー兄に聞いてみた。
「う~ん、スズナなら利き腕じゃなくても行けると思う」
「じゃあ、そうする」
私はそう言ってコートに向かった。
「おい、スズナ!そうするって…」
「大丈夫~、たぶん…」
「たぶんなら、やめとけよ!」
「え~、やだ!」
「はあ、もう好きにしな…」
「うん、そうする~!」
こうして私は、利き腕である右腕じゃなく左腕で試合をすることにした。
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