第6章 俺様との再開!
テニスコートに着くとそこにはたくさんの人がいた。
うっ…
何でこんなに人がいるの~!
そう、テニスコートの周りには青学ではあり得ないくらいの人がいた。
しかもそのほとんどが女子だった。
そして助けてくれた人に腕を引っ張られながらテニスコートの中に入ると、その周りの人たちが私のことを睨んできた。
うわ~ん!
私は、何にもしてないのに~!
早く帰りたいよ~!
私がそう思っていることを知らないその人は、そのまま人が集まっているところに行った。
「侑士、遅かったじゃねーか。てか、そいつは誰だ?」
その場所にたどり着くと、一人の男の子が声をかけてきた。
「ああ、青学のマネージャーさんや」
侑士と呼ばれたその人は、私の腕を話すとそういってくれた。
「青学のマネージャー?青学はいなかったと思うが」
「ええ、宍戸さんの言う通り僕もそう聞いていましたが…」
「お前は一体何者だ?」
「え、あ…あの…」
……怖い!
何で届け物をしに来ただけなのに、疑われなきゃいけないの!?
もう、やだ~!
リョー兄に言われた通り来なければよかった~!