第4章 攻愛 < 男性教師 どS メガネ 恋人>
カッカッ、カッ、コロリ。
「ここは~~であるからして…」
「ふぁ~ネム。早く終わらないかなぁ···。」
「あちょっと」
「そこ! 先生だって眠いんだぞ!! 踏ん張れ!」
ドッと教室が沸く。
先生は怒った後メガネを上げて爽やかに笑う。
彼は学校1人気の教師だ。
あれが私の彼氏。
「はぁ~····。」
大きなため息を一つ、先生が作ったプリントに重く落とす。
キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。
放課後になり、昇降口から出た先生を、辺りをキョロキョロ見渡して、確認してから追うスピードをあげた。
ドンッッ!
「·····どうしたんですか、西川さん?」
皆に向ける”優しい”笑顔を向ける。
····イラつく。
「来てッ····ください先生!」
先生の白衣を引っ張って、ぐんぐんと前に進む。
周りの生徒にはおどけたように驚いたような表情を見せているんだろう···· 心の中で笑ってるクセに。
「ちょ、西川さんっ?」
「いつまで続けているつもり!いいから速く!!」
ここは普通の女子高生は行かない場所。
夜のホテル街。
なんでこんなトコ来るのかって?
····私は負けず嫌いだから。
テキトーに一軒のホテルに躊躇無く入った。
「いらっしゃいませン♪んン♪??」
な、何この人····。
なんかずっとニコニコしてるし、怖。
前髪のど真ん中にクルクルのエクステ付けて·······。夜の街ってやっぱ奇妙な所なんだな··。
「じゃあこ、この部屋で···!」
生生が緊張したような声を出す。
オイ。
連れてきたの私だけど事態を飲み込むの速過ぎだ。
「ふ~~ン?、キミ面白いネ♪」
ビク、とした。
自分に言われて無いけど、あいつの事面白いって····気づいてんの?
ニコニコさんこぅわ····!!
ニコニコ顔こぅわ·····!!
「緊張し過ぎン♪」
まぁ、バレるわけ無いか····。
ふと気付く。
「あれ?」
カウンターのニコニコさんと私達を挟む
大きい台の上に、ソレは大事そうに置いてあった。