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ホテルの事情[R18]

第2章 同愛    <学生 百合 純愛  少し·····>連載中



此処は俗にいう<ラブホ>。 夜の街に立つきらびやかな建物。



「え、ええと···· とととと   と····?」


その変わった建物の前で、


私は震えながら ここに連れてきた人の袖にギュ、と掴まった。

チラリ、とその人の方を振り返り、汗ばんだ首をゆっくりと上げた。



その人はずっと ふわりとした髪で隠れた目を合わせないでこう言った。




「い·········· こ··············  ?」


ビュオオオオオッ と冷たい夜風が顔に当たる。

固まった私の手を優しく引いて、その人は耳も真っ赤に染め上げる。  




行く先はーーーーーーー············




え、えええっっ!?









彼女の 指の感触が ぎこちない繋ぎ方で 伝わってきた。


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