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ホテルの事情[R18]

第7章 同愛 2     <学生 やおい 純愛 短編>



「てんちょンッ...ッ」

「お前ぇの場合、あんまり1人で抱え込むなよって言っても無駄だろうが、」

フー、と息をつく店長。それに対し、その言葉を店長が言う時点で全く無駄ではない、とカウンター人は、思っていた。

「あんまり無駄に考えすぎるなよ....バぁカ。」

そうして冗談っぽく言ったいたずらを聞き、カウンター人は、店長が触れた前髪に手を置いた。

「......てんちょンってさ、」

「なんだ?今度は頭いてえのか?氷ーーー」

と、みんなに呼びかけ始める店長のスーツを、カウンター人はビッて引っ張った、

「いつもはめっちゃガサツなのにン、1番人がきずつきそうな事には、本当に一切、踏み入らないよねン〜何かを察そうとしていてさン!」

「あ?なんだぁ、服伸びるから掴むなくそ新人野郎。」

いやいやン、お客様ンの前でもコマゴマモードかン♪とカウンター人が人差し指を立てたらスコン、と頭に缶詰の缶を投げられた。なぜか店長の逆鱗に触れたらしい。

「じゃあな。」

「あ、ちょンッ..」

と、引き止める声をもかき消され、店長ー!と金髪のアルバイトらしき男に、店長は呼び止められていた。

「大変ッスー!!新人の子が、お客様の部屋にローション大量にぶちまけたって..!」

「何ッ..!?」

また、騒がしくなり始めたスタッフルーム内で、ぽつんと1人、カウンター人は背もたれのない黒い椅子に座っていた。

「.............................」

カウンター人は、自分の胸を押さえた。

周りの音声が、何を言っているかは明確に聞き取れなくなる、それでも騒がしかった。

「...............」


ねぇ、店長ン。

この世界の誰もが、隠し事をしている。..もしかしたらだけど、自分のそれは、誰よりもしょうもない事かもしれない。カウンター人は、ふと、そう思ってしまうことがある。


...この気持ちは、いつからだっただろうか。


いつもトラブルがあったらみんなにヘルプを求められる、そんな店長の黒い大きな背中を、ずっとカウンター人は見守りながら、カウンター人は思っていた。







ねぇン、店長ーーーーーーー?






第7章 同愛2 〈学生 やおい 純愛 短編〉

エピローグ.〜fin〜
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