第6章 謙愛 <学生 格好良い ハジメテ同士>
「キレイ..」
その瞬間、彼はハッ..!として、照れ隠しで、いきなり直に胸を強めに揉み始めた。「ぁイタッ..!」と私は声を出してしまった。
「い、痛かったか!?すまん瑠々ッ..」
と手をバッッ!!と離して謝る彼をよそに、私はポケッとしてしまっていた。
いま、すごく小声だったけど、私のこの、決して豊かでは無い胸をキレイッて......!!
それはハッキリと、じわじわと、胸の中に、暖かいものが押し寄せた。
「いや、だ、大丈夫..!」
とだけ私は答える。逆に、声を出してしまって良かったのかも..!と心の中でホッと、安心感も抱いていた。
「うッ..」
再び私の胸を揉もうとしたけど、彼はまた私に痛いって言われたらな、という表情になって、
「あの..どのくらいの強度がいいか、教えてくれないか..?」
と観念して聞いてきた。結構ガックリ目に聞いてきたから、ちょっと男性のプライドとかに関わることだな..!と思って物腰柔らかめに私は話し始めた。
「えっと..」
と、そこで彼と顔を見合わせる。..ってどうやって強度どのくらいか教えたらいいの!?私が、彼の手を掴んで自分の乳を揉むの!?
その気持ちが彼にも痛いくらい伝わってきたようで、
「あッ..!いやっ..!極力優しくするからッ..、痛かったら気にせず言ってくれよなッ..!」「う、うんッ..!!」
とおさまった。彼の手をつかんで胸をもませる..とか、今考えたらエッチな感じがしてとてもよかったかもな、とちょっと後悔しつつつ、彼がまたモニュ..と揉んできた。
あ、痛ッ..とちょっと顔を歪ませたら、彼も自分で自分の過ちに一瞬で気づいたようで、以降、優しく、やわ..やわ...やわ..と揉んで..?揉んでるってことでいいのか..?みたいな強度で触れてきた。
これは私が処女だったから痛かったのか、そもそも胸の神経が痛がりなのか、世の女性達もこんなに痛いものなのか、分からなかった。そして、ちょっと申し訳ない気分になる。
「ンッ..」
でもさっきと同じく、ちょっと時間が経って、少し乳房が動くたびに乳首もこすられるように動いて..その快感の感覚をチョット味わうことができた。
その時の私の表情を見ていた彼は興奮し、触り方を変えてくる。下から上に、あくまで優しく、手のひらで持ち上げてきた。