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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第254章 419.DEICIDE21




藍染が 一護から距離を取る

「…….妙な気分だな」

一護がそう言うと 藍染は一護を睨みつけ 唾を飲み込んだ。

「俺が距離を取った時に理由を訊いてきたあんたが、自分から距離を取るなんて。
今度は俺から訊こうか?

今 なんで距離を取った?」

藍染の傷が塞がっていく。
「………そうか
私の剣を止めた事が嬉しいか?
私の鬼道を打ち砕いた事が嬉しいか?
私の体に傷を付けた事が嬉しいか………?




思い上がるなよ人間が!!!!」






藍染の体が 再び変化していく。



正に虚と変わらないその姿に 一護はただ冷静に視線を送ると 藍染は呟いた。

「…そうか……やはり許せないか崩玉よ……………私が 人間如きに後れを取るのは」

あらわれた四つの頭の内の一つから 虚閃が吐き出される。

それが一護に直撃すると 彼の左腕を爛れさせた。

「今のを受けてその程度か………しかし、その左腕はもう使いものになるまい」
藍染が一護へと特攻し その首元を捉える。
そのまま宙へと持ち上げると 声を荒げ叫んだ。

「聞こえるか 黒崎一護
君は確かに、一時は死神と虚の境界を破壊し、超越者となった!だが今は 手にした力を失い見る影も無い!!今の君には、取り込み理解する程の価値も無いのだ!!
君は超越者たる私の手による死を迎える!私は君を打ち殺す事で 死神と虚という低劣な存在から完全に訣別する!

終わりだ!!黒崎一護!!!」





「…………終わりだと?

こんなもんかよ?」

掴んでいた筈の藍染の腕に 衝撃が走り仰け反らせられる。

「止めにしようぜ藍染……あんたの理屈はもううんざりだ………

見せてやるよ

最後の月牙天衝だ」
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