第251章 416.DEICIDE18
「そうだ
浦原喜助よりも先に 私は崩玉という解に辿り着いていた。
だが 失敗だった。
崩玉を完成させる為に 何百という死神と
何百という死神の才を持つ流魂街の住人から魂を削り奪り崩玉に与えたが
崩玉は一向に満足しなかった。
だが、実験の結果を見る限り浦原喜助の崩玉も完成してはいない。
ならばその崩玉を奪い取り 私の崩玉に与えよう。
そうすればーーーー」
市丸の腕が 藍染の胸の崩玉に伸びるものの その腕が引きちぎられる。
そしてその胸に 凶刃が突き刺さると 藍染は再び口を開いた。
「ーーー進化には恐怖が必要だ。
今のままではすぐにでも、滅び消え失せてしまうという恐怖が。
ありがとう ギン
君のお陰で私は 終に死神も虚も超越した存在となったのだ」