第247章 413.DEICIDE15
藍染の前に 臨が立ち塞がる。
背後を駆け抜けていく人々に気付くものの、藍染は追いかけようとはしなかった。
「この先は、通すわけにはいかないのでね」
斬魄刀が構えられ その形が影へと変わる。
すると、藍染もゆっくりと斬魄刀を構え その鋒を臨へと向けた。
「何年振りですかね、貴女とこうして剣を合わせるのは」
「そうですね……私が駐在任務につく前が最後でしたから、十五年……いや、それ以上前になりますね。……勝てる気はしませんが、できる限り頑張ってみます」
すっかり変わってしまった 藍染の風貌に臨の目が細められる。
「すまない 惣右介」