第217章 296.Changed Again And Again

「ーーーー謳え

羚騎士」

霊圧の爆発的上昇と共に 衝撃波が辺りを一掃する。
砂埃が槍で払われると そこには かの神獣ケンタウロスのような下半身が獣と化した ネルがいた。
槍が振り上げられる

「翠の射槍」

その槍は 爆風と共に ノイトラへと真っ直ぐに放たれた。
それを鎌で止めるも 砕けて胸部へも刺さる。
ノイトラは大きく飛ばされ 瓦礫へとその体を打ち付けた。
「終わりね ノイトラ」
ネルがノイトラに刺さった槍を抜く。
「……どこがだ？」
「……安心して 命までは取らないわ……」
構えられた槍が ノイトラへと迫る。
その瞬間 ぽんっという軽快な音と共にネルの体は小さく縮み 地面へと倒れた。
「………あれ………ネル どうスて……」
そのままノイトラに頭を踏まれる。
「は…………ははははははは！！！終わりだ！！ネリエル！！！」