第206章 285.肉喰みて、ひとり
「な………んだ…………それはっ!?」
臨が大きく眼を見開く。
「豹王の爪 俺の最強の技だ」
臨に 振り下ろされた。
臨が 斬魄刀で受け止める。
強烈な圧力に 刀が悲鳴をあげると 腕から血が流れた。
「終わりだ臨!!!
てめえは俺に敗ける!!!」
地面へと 赤黒い染みが広がっていく。
「俺が………俺が王だ!!!」
その瞬間 その爪にヒビが入った。
「…………言ったろう…これで………終わりだって」
五本の爪のうち 一本が崩れ落ちる。
「敗ける訳には いかないんです」
刹那
臨の刀が グリムジョーの胸部へと突き刺さった。