第198章 277.Corrosion on Conformity
織姫が 一護の傷に六花を被せる。
「ーーー一体 誰がこんなこと………」
「ウルキオラだ。奴のやり口だ 奴自身気付いてるかどうかは知らねえがな。気に入った獲物には 自分と同じ場所に穴をあける」
一護の目が ゆっくりと持ち上がる。
「…….う……………臨……………………と……ネル…井上……?」
「一護!」
臨が一護へと抱き付いた。
「よかった……よかったぁ………………」
ボロボロと 臨の目から涙が溢れる。
その様子にグリムジョーはうるせえと一喝すると 一護は目を大きく見開いた。
「お前…….グリムジョー…!なんでてめえが……」
「てめえも黙って治されてろ……!俺はこの女とケリつける為にここに来たんだ……!」
その言葉に 一護は更に驚く。
「てめえ!そんな事の為に……」
「うるせえって言ってんだ!!!死にかけてんのを治させてやってんだ!文句言うんじゃねえ!!急げよ!!いずれ気付いたウルキオラがここへ戻って来る!!その前に」
その直後 その人物はグリムジョーの後ろに現れた。