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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第181章 252.


ドルドーニの高らかな笑いが 辺りに響き渡る。
次々と繰り出される攻撃に 手も足も出ない一護。
「さあ!さあさあ!!卍解し給えぼうや!!死んでしまうぞ!?私相手に霊力をっ温存しようなどと そういう考えがチョコラテの様に甘いと何故解らんかね!?」
しかし 卍解しようとしない一護に ドルドーニの顔が歪む。
「聞き分けがないなぼうや 卍解し給え。吾輩はぼうやの全力が見たいのだよ」
「……月牙天衝っ!!」
強烈な霊圧が ドルドーニへと襲いかかる。
「……ほう」
思いがけずその霊圧に感心し 視線を取られると一護はすぐさまドルドーニの背後につき 剣を構えた。
「月牙っ」
「舐めるなと 言ったはずだ ぼうや!!!」
しかし それは素手で弾かれ 一護を劣勢へと導く。
「……聞き分けの無い子には………お仕置きだよ 虚閃」
凶悪な霊圧が 一護へと飛ぶ。
するとその瞬間 臨の腕からネルが飛び出し 一護の前へと立ちはだかった。
「うぐ……ぐぅ……ぐぐぅ…………」
虚閃が ネルの口内へと吸い込まれる。
「の………飲んだだと!?」
「うう………うう〜〜〜〜……ぶぁっ!!!!」
次の瞬間 その虚閃は更に質量を増し ドルドーニへと返された。
「い……一護に……一護にひどいこと……するなっス………」
その直後 虚弾がネルへと当たり 小さな体が大きく弾かれる。
「ネルちゃん!!」
「……フン…お嬢ちゃんが何者か知らんが……大したものだ 解放状態の吾輩の虚閃を弾き返すとは…………だが…少々おいたが 過ぎるんじゃないかね?」
ドルドーニがネルへと 脚を伸ばす。
するとその攻撃は弾かれ 一護が恐ろしい速さでネルを抱きとめた。
同時に ドルドーニの肩から血が溢れる。
「……そんなに見たけりゃ 見せてやるよ…………待たせたなオッサン こいつが俺の 卍解だぜ」
「……成程 待ち侘びたよぼうや」
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