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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第167章 229.The Howling Tempest


白い廊下
コツコツと無機質な音が廊下に響く
一つの部屋の前でそれは立ち止まり きいと音を立てて扉を開くと 包帯を解かれている大男がいた。
「……………ウルキオラか 何の用だよ?」



「藍染様がお呼びだ」











10月29日



















「………来たね ウルキオラ ヤミー」
藍染が 包帯でグルグルに巻かれたナニかの前に立ち その上に崩玉を乗せる。
「今 終わるところだ」
「………崩玉の覚醒状態は?」
ウルキオラの問いかけに 藍染は五割だと答えた。
「予定通りだよ 尸魂界にとってはね。当然だ 崩玉を直接手にした者でなければ判る筈も無い。そして恐らく 崩玉を開発して直ぐに封印し そのまま一度として封を解かなかった浦原喜助すらも知るまい。封印から解かれて睡眠状態にある崩玉は 隊長格に倍する霊圧を持つ者と一時的に融合することで ほんの一瞬 完全覚醒状態と同等の能力を発揮するということをね」
崩玉の上に 手をかざす。
すると崩玉から 黒い触手のようなものが伸び 藍染の指へと絡みついた。
同時に 凶悪ともいえる霊圧が辺りに満ち それは姿を現す。
「………名を 聞かせてくれるかい 新たなる同胞よ」
「……………ワンダーワイス……ワンダーワイス・……マルジェラ…………」
その様子に 藍染は微笑む
「ーーーー一ヶ月前に話した指令を 憶えているね ウルキオラ」
「…….はい」
「実行に移ってくれ。決定権を与えよう 好きな者を連れていくといい。」
「………了解しました」
藍染がその場を後にしようと 歩き出す。
すると ふと何かを思い出したかのように 視線を上へと向け 声をかけた。
「……ああ そうだ。君も一緒に行くかい?

グリムジョー」
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