第120章 164.That Who Change the World
白哉の様子に 一護が後ろへと退がる
「……見るがいい 黒崎一護」
防禦を捨て
敵を殲すことだけに全てを捧げた
千本桜の真の姿
「 殲 景 千 本 桜 景 厳 」
千本の 白い刀が辺りを漂う
その様子に一護は圧巻されると、白哉は案ずるなと呟いた
「この千本桜の刃の葬列が 一度に貴様を襲うことはない。 この 殲景 は 私が必ず自らの手で斬ると誓った者にのみ見せる姿」
その剣の一つが、白哉の手に現れる。
「敵として見るのは 貴様で二人目だ」
「…….そりゃどうも」
静かな空間
「行くぞ 黒崎一護」
さきに動いたのはどちらか
二人ぶんの衝撃が辺りを震わせた