第116章 160.Battle On The
巨大な霊圧同士のぶつかり合い
白哉は一護の剣を自身の剣を受け止めると、後ろへとさがり、再び剣を構えた
「………成程….瞬歩までは完全に習得したというわけか……………だが……」
「やっぱり悠長だなあんた。」
一護がニヤリと笑う
「呑気に俺の力分析してるみてえだけど、いいのかよそれで?俺を斬るんじゃなかったのか?俺は まだケガ一つしちゃいねえぞ!それともあんたの力ってのはこの程度だっていいてえのか!?」
睨み合いが続く。
「出せよ 卍解」
その言葉に白哉は眉根を寄せると、一護はそのまま言葉を続けた。
「あんた言ったな、俺を斬って、そして自分の手でルキアと臨を処刑するって」
「……………それが何だ」
「気に入らねえっ!
俺はてめえを倒すぜ 俺の力を全部懸けて てめーの力の全てを一つ残らず叩き潰してやる。てめーの手でてめーの妹を処刑するだと?ふざけんじゃねえ。てめーの理屈もてめーの都合も、どっちも知ったこっちゃねえ。ただ ルキアと臨の前で 二度とそんな口きかせねえ。………出せよ卍解、叩き潰してやる。そんでルキアと臨の前で、泣いて謝らせてやるよ。」
一拍
「……….安い挑発だ 小僧。」
白哉が剣を構える。
「だが、貴様が何と喚こうが、私の心は変わりはせぬ。ルキアと臨、そして貴様の運命もな。卍解だと?図に乗るな小僧。貴様如きが私の卍解を受けて死ぬなど千年早い。
散れ 千本桜」
刀身が消え、その刃が花弁のように舞う。その瞬間、一護は刀を振り下ろし、強大な斬撃を叩き出した