第113章 153.Empty Dialogue
臨が瞬歩でその場を後にする。
それを視線で一護は確認すると、白哉は何故だと呟いた
「何故貴様は……何度もルキアを助けようとする………!」
「………こっちが訊きてえよ、あんたはルキアの兄貴だろ。なんであんたはルキアを助けねえんだ!」
その言葉に白哉は眉根を寄せる
「……下らぬ問いだ。その答えを、貴様如きが知ったところで到底理解などできまい。……….どうやら問答は無益な様だ。行くぞ」
霊圧が跳ね上がる
お互いに距離をとると白哉は剣を構えた。
「……最早私のとる道は一つ。黒崎一護 貴様を斬る。
そしてルキアをもう一度、今度は臨ごと私の手で処刑する。」
その言葉に一護は笑う
「……….させねえさ」
マントをとり、風で飛ばす
「その為に きた」
刹那
剣が重なった。