第73章 85.INTRUDERZ2
砲弾が溶け出し、一護たちが瀞霊廷の中に入り込む。
「ど、どうなってんだこりゃ!?どうにかシールド通り抜けたのはいいけど……なんで俺達地面に落ちねえんだ!?」
一護が困惑するが、夜一の離れるなと言う声に驚く。
「今はシールドにぶつかった砲弾が溶けて、一時的に儂等に搦みついておるだけじゃ!じき渦を巻き破裂して消滅する!その時に離れておったら衝撃で皆バラバラに飛ばされるぞ!!」
するとその空間は渦を巻き始めた。
「始まったぞ!」
それぞれが近くにいた人物を掴む。
一護と岩鷲、夜一
茶渡と織姫、臨がそれぞれ組み、茶渡は石田にも手を伸ばす。
しかし届かない彼に慌てて織姫と臨を置いておいかけると彼の首元を掴み、織姫へと放り投げた。
織姫と石田がお互いを掴む。
「茶渡くん!!」
臨が慌てて茶渡を追いかけようとするも、掴めず先へと茶渡が瀞霊廷に消える。
それを見て一護は悔しそうに名を呼ぶと、夜一は案ずるなと声をあげた。
「茶渡くんなら必ず生き延びます!それよりも下で茶渡くんを探したければまず自分の心配をしてください!」
臨のその言葉に一護は飛び出そうとするのを我慢した。
そして臨へと腕を伸ばす。と、衝撃がはしった。
放射線が4つに分かれる
それを見て更木剣八はニヤリと笑った。
「どいつだ……!?一番強えェのは………どいつなんだ!?」
茶渡が腕をかまえる
「縛道の三十七 吊星!!」
「火無菊 梅厳 リリィ!!三天結盾!!」
石田が織姫の肩にしっかり捕まる。
「一人になってしもうたか」
夜一がため息を吐く
「な、何だよ!?」
「バカ、てめ、さがってろい!砂になあれ!!石波!!!」