第359章 あとがき
黒崎一護
15年間見守ってきた少年です。
真咲を助けることができなかったという自責の念もあり よく彼の側にいました。(死神化しても見えないくらい霊力が弱い時代)
芭蕉臨にとって 緋真の次に愛した人物といえばこの人ではないでしょうか。
臨にとって 一護は好きな人でもありますが、それと同時に人間と幸せになって欲しいと願っています。
その為 両想いだとしても付き合うつもりは毛頭ありません。
一方一護も、それを薄々感じ取り 同じく付き合う気はありません。臨には臨で幸せになって欲しいと思い、臨のペアリングに悲しい反面 安心していました。
朽木ルキア
150年以上共にいた少女。
臨にとっては妹というよりも、娘です。
猫可愛がりをするものの、自身の実の妹でも娘という訳ではない。
その背景には 愛していた緋真の妹(ルキアに緋真を投影していた)というのがあります。
臨は他にも子供をそこそこ育ててきていたが その子達には厳しく育ててきたことを見ていると やはりルキアだけは特別なのが伺えます。
その事を ルキアは気付いていません。
実はルキアが護廷に入ったのを 最初はよく思っていなかった。(卒業後は自身の侍女につけるつもりだった)
ルキアにとって臨は緋真よりも姉として見ていました。(まあ 当たり前だが)
ルキアの世界の全てであり 臨の行う事こそが善と信じて疑わない程に臨に陶酔している。
千年血戦時に臨が突き放さず 「共に行きましょう」とでも言えば 恐らくルキアは滅却師側に付いていたでしょう。