第346章 635.HOODED ENHGMA
「………ちっ….何だよ バズビーの奴やられやがった………
せっかく2人だけで戦えるようにしてやったッてのによ………」
金髪の少女が 呟く。
「……なァ、ユーハバッハ」
すると、彼女の体が傾き その黒が視界に入った。
「まァ てめえに触れることすらできなかった俺らが言えたこっちゃねえか……」
少女の側には 黒髪の少年が倒れている。
「……てめえを……殺せなくて残念だぜ」
その言葉に 少女は意識を失った。
異形が 声を出す。
「ーーーーようやく静かになったか」
ユーハバッハの声が 一人の部屋に静かに響く。
「少し 眠らせて貰うとしよう」
瓦礫の上に 足音も立てずに白き烏が降り立つ。
瑠璃の瞳
それに少女は目を見開くと 瑠璃の彼女は軍帽のツバをつかみ整え 告げた。
「久しぶりですね 朽木ルキア、阿散井恋次。
私は葬神天滅と言います」
帽子の陰に隠れた瑠璃が 怪しく光った気がした。