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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第329章 613.THE ORDINARY PEACE




治療室と書かれていた札が 解剖室へと変わる。
それに平子が気付き視線を向けると 中から出て来た人物に目を剥いた。
「三次の治療術式まで完了したぞ!皆を労ってやってくれ!」
「浮竹サン!?何してんねん あんた治療される側ちゃうんか!」
「何を言うんだ!体調が良ければ治療の手伝いだってできる!」
浮竹がサムズアップする。
「そもそも病弱な俺は 治療の術にも造詣が深いからな!」
「さすがです隊長!」
「胸はって言うこっちゃねえけど 最高っス!」
仙太郎の言葉に 清音が怒る。
「ともあれ これで更木隊長以外は動ける所まで回復した。虎徹副隊長と山田三席のお陰だよ。ありがとう!」
すると 背後から低い声が聞こえ 全員が振り返った。
「……馬鹿野郎。誰以外が動けるようになったって?」
「!隊長!」
「更木隊長!もう動けるのか 凄いな!」
浮竹が感心する。
「……やちるはどこだ?」
その言葉に 浦原は答えた。
「十一番隊の皆サンが探してくれてます。心配しないでここで待ってて下さい」
「……ふん」
構わず剣八は背を向ける。
「あっ!ダメっスよ!ここで待ってて下サイってーー」
その扉に手をかけた瞬間 剣八の目の前に縛道が張られた。
「…………何の真似だ」
「手荒でスイマセン、今出て行かれちゃ困るんスよ。ガマンして下さい」
「てめえ……」
剣八が構える。
しかし 浦原と彼の前に 七緒が立ち塞がった。
「……どけ」
「やめましょう 今はこんな事してる時じゃありません。
更木隊長が捜すよりも大勢の隊士達に任せた方が早いし、ここでの更木隊長の仕事は隊士達には務まりません!
今は 為すべき務めを果たすべきです!違いますか 更木隊長!」
その言葉に 沈黙がはしる。
どれ程経ったのだろう 剣八は諦めたように溜息を吐くと 違わねぇと呟いた。
その言葉に 一同がホッとする。
「……さてと それじゃ 更木隊長の気が変わらないうちに始めちゃいましょうか。
皆サン こちらへ」















ユーハバッハの後ろに 一護達が立つ。
「ーーー一護よ

運命の歯車の上で轢き潰される 哀れな砂粒よ

せめて私の手で 葬ってやろう」

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