第292章 503.WRATH AS A LIGHTNING
地面に 斬魄刀に突き刺さっていた3つの死体が捨てられる。
「星十字騎士団が3名も……一体どうやって」
白金の男の声に 剣八はどうもこうも無えよと呟いた。
「最初のデカブツはカスだった。声だけで敵をフッ飛ばす大猿になって飛びかかってきやがったから 真ッ二つにしてやった。
2人目の奴はお前の全てに異議がどうのと長々と能力の説明をしてきやがったが さっきので耳がキンキンしててよく聞こえねえし うざってえから咽を引きちぎってやった。
3人目はまあまあだった 何しろ俺に化けてきやがった。さすがに俺だ 手こずりはしたが
要はそいつが真似た俺よりも 強くなりゃいいだけの事だ」
「…….そうか 化物だと聞いてはいたが………成程な」
その言葉に 剣八は白金に向かって てめえに用はねえと告げる。
そして斬魄刀を振り上げると 真っ直ぐ黒い男に飛びかかった。