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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第286章 489.MARCH OF THE STARCROSS


二番側臣室
ルキアは落ち着きなくうろうろと室内を移動していると、それに恋次は声をかけた。
「落ち着けよ お前がソワソワしたって隊首会が早く終わる訳じゃねえぞ」
「そっ それは……」
「そうだろ」
「そうなのだが……」
臨が静かに 外を見つめる。
「……姉さん?」
「ーーーー………」
何かを呟いた気がしたが その言葉は三番隊副隊長の吉良の声により かき消される。
「すまない」
その場にいた者全員の視線が向けられると 彼はそっと告げた。
「隊首会が終わる前に、少し気になっている事があるんだが……いいかな」
全員が口を噤む。
「僕は今回一連の事件ーーー賊軍侵入 虚の大量消失 そして 流魂街の民衆失踪。これらは全て一つに繋がるものだと思っていた。
だが実際は 十二番隊の報告によればーー前者2つは繋がるものだが 失踪については単なる民衆同士の仲違いとされ 早々に捜査は打ち切られた。未だ失踪は続いているにも拘らず だ。
納得がいかない。だからこうして副隊長が一堂に会した機会に訊いておきたい。
この中に 五十地区より外側を調査した副隊長は居るか?」
その言葉に 八番隊の伊勢が訝しむ。
「それが何のーー……」
「はい!うちとこのつるりんとゆみちーが行ったのが六十四だったよ!」
やちるが 答える。
「報告は?」
「よそと同じだよ?足あとが一か所にあつまって消えてて、虚の足あとがなかったから村人どうしの仲間われかもって」
「そうじゃない 足跡の種類についての報告が知りたい」
その言葉に やちるは疑問に思いつつも無邪気に答えた。
「はだしとぞうり……」
その言葉に 伊勢が驚く。
「……やっぱりそうか……!」
しかし吉良には予想がついていたようで 納得したように眉をひそめると 言葉を続けた。
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