• テキストサイズ

POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第285章 488.BOND BEHIND BLATS


「ーーーーー以上が 今回の賊軍侵入案件についての顛末報告全文です」
書類を読み上げたその男に 涅マユリは退がっていいと告げると 一歩前へと踏み出し人差し指をたてた。
「さて」
特徴的な化粧に彩られた唇が 妖しく動く。
「今回の旅禍ーーーーー仮に賊軍と呼んでいるが…自らの勢力を見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)と呼称するこの賊軍の侵入と 近時の虚消失案件とは一つに繋がっている。
賢明な隊長諸兄には既に判断がついている事と思うがーーーーー
賊軍の正体は 滅却師だ。
奴等がどうやって生き残り勢力を拡大したのかは知る由も無いが、警戒すべきは奴等がどうやら遮魂幕を通過する方法を持っているという事と 雀部副隊長の遺言によれば どうやら卍解を封じる……もしくは無力化する手段を持って」
「もうよい」
その言葉に マユリは元柳斎へと視線を向ける。
「情報の共有はもう充分であろう。お主に求めるのはその先

奴等の根城は 何処にあるのか」

マユリの目が 伏せられる。
「……残念ながら それはまだ……」
「…そうか ならば此方から攻め入る術も無し」
元柳斎の杖が 床を叩く。
「…全隊長に命ず これより戦の準備にかかれ
賊軍の尖兵は 開戦は五日後と告げたが
急襲を掛ける奸佞邪智の徒輩の言葉など 信ずる可くも無し

直ちにに全霊全速で戦備を整えよ!
二度と奴等に先手など取らせてはならぬ!」
/ 1330ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp