第284章 486.THE CRIMSON CREMATION
「………ん…………?」
プラチナブロンドの男が 何かに気付く。
五つの線の伸びたメダルを拾うと それをじっくりと見つめ あることに気がついた。
「どうした?」
黒い男が声をかける。
「イーバーンのメダリオンです。使用した形跡があります。
ですが 黒崎一護の卍解を捕獲できていません」
その言葉に 黒い男が目を細める。
「成程 やはり奴には 複製ではなく本物をぶつける必要があったか」
「予想はできた事ですが 実証できた価値は大きいかと」
その言葉に 男は笑みを浮かべる。
「逸る愚者も時には必要か。
虚圏の狩猟部隊に連絡しろ。馬鹿者も幾つか拾って来いとな」
「ーー了解しました 陛下」