第283章 485.FOUNDATION STONES
ピアス男が地に伏せる。
しかし無理やり体を起き上がらせようとするものの、黒い男は無理せずともよいと呟いた。
「リューダース その傷では座ることも苦しかろう。横になったまま話す事を許すぞ」
その言葉に リューダースと呼ばれた男はホッとする。
「は…………はい………」
「だがまあ
座らぬのなら脚は要らぬか」
その言葉に リューダースは体を無理に起こし頭を下げた。
「….お…….お戯れを……!陛下の前で……横たわったまま話すなどと………このリューダースめがその様な無礼を働く訳がございましょうか……!!」
その言葉に 黒い男の口元が動く。
「そうか ならば報せを聞こう」