第281章 480.THE BLOOD WARFARE
修多羅等級は?
現在 警戒強度 四
……深刻です
「随分悠長な報告体制だネ」
申し訳ありません
これまでも軽微なものは有り
その都度僅かな調整で対処できていたもので
九〇二-〇二〇一でも虚百十二体消滅!
六六〇三-八九八三 五十一体消滅!!
境界侵度を〇・二四度矯正します!
矯正実動班に通達!!
「阿近三席!虚の消滅が止まりません!このままでは数日中に現世との境界が……」
「それはもうお伝えした!他に情報が無いなら下がれ!…………涅隊長……これは……!」
阿近と呼ばれた男が その頬に汗を滲ませる。
「……決まっているじゃないかネ。虚を存在そのものから消す事が出来る者など……………奴等しか居ないヨ………!」