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アップルパイ

第2章 忘れてる?。



あの日から毎日彼は仕事が終わるとすぐに出かけ遅くに帰ってくる。
一緒に実況を撮るにしては慌ただしい気がする。
何かモヤモヤしてある人に相談することにした。

『プルルルル・・・』
??『・・・はい?』
「あ、ごめんキヨくん。寝てたかな?」
キヨ『おー…、もう少しでのぞみーるに…なんてな笑』

『どーした?』と、電話の向こうから寝起きの声で対応してくれる。
電話の相手はキヨ。彼と同じ実況者で彼とよくラジオを撮っている。
何度か家に来たことがありそれをきっかけに連絡を交換していた。

「あのね、最近仕事から帰ったらすぐ出かけて…帰りとか遅いんだ。キヨくん何か知ってることないかな?」
キヨ『レトさんの帰りが遅い?カニでも見に行ってるんじゃない?笑』
「・・・真剣な悩みなんだけど」

『じょーだんだって』と、いつものようにケラケラと笑いながら余計なことを入れてくる。

キヨ『・・・まぁ大丈夫っしょ。遅くなっても帰ってくるなら。』

キヨくんの口振りからだと嘘をついてる感じでもない。考えすぎかな・・・?

「そうだよね、ごめんねいきなり電話して。」
キヨ『気にすんなって。ま、このお礼は後ほどよろしく笑』
「はいはい。ご飯くらいなら作るよー」

『楽しみにしてるわー笑んじゃ』
っと、電話を切られた。
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