第2章 忘れてる?。
『ガチャ』
レトルト「ただいまぁー」
少し慌ただしそうにネクタイを緩めながらリビングに入ってきた。
私はとっさにプレゼントを背中に隠した。
「おかえり、どうしたの?そんなに急いで…」
レトルト「この後出かけるんだっ」
「ご飯はいらない?」
レトルト「いや、帰ってから食べるわ」
急いで着替え「いってきます」と同時にニコッと笑顔を向け出かけていった。
よかった、プレゼントは見えていなかったみたい。
私はプレゼント自室のクローゼットに隠した。
それにしてもあんなに慌てて出るなんて…
急遽一緒に実況を撮ることになったのかな?
実況なら帰りが遅いかも。
そんなことを思いながら温め直すことが出来るような料理を作ることにした。