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テニプリの世界へ!?

第7章 加奈の隠された過去・・・・


(謎の人)―――お前らの娘は俺にこそふさわしい。加奈・・・と言ったか。加奈を俺たちに渡せ。そしたらお前らの命は奪わん。

(両親)―――なぜ貴様らなんかに我が娘を渡さなければいけないのだ。
貴様らに娘を渡すくらいなら、私が死んでもよかろう。だが、娘と嫁には手をださないと約束してくれ。

(謎の人)―――へぇ、泣かせるじゃないの。だが、あんたの奥さんには消えてもらわないとねぇ。困るんだよねぇ、あんたたち夫婦に邪魔されちゃ。消えてもらわないとな。

(両親)―――約束が違うじゃないか!

(謎の人)―――俺は貴様と約束したわけではないが?

(両親)―――俺たちを騙したな!?

(謎の人)———騙したとは人疑義の悪い。約束するなんて言った覚えはないが?

(両親)———我が娘に手を出したら、我々が死んでもSPがついてる。SPはそー簡単に殺させなからな。

(謎の人)———ほぅ。それでは、お前ら夫婦は死んでもよいと?

(両親)———加奈を守るのならば、死ぬ覚悟だ。

(謎の人)———ただの一人娘のために命をすてるとは・・。まぁ、死ぬ覚悟はしといた方がよいと思いますよ、上野純さん、小百合さん。


加奈「そして、この手紙のやり取りが終わった1週間後に、お母さんとお父さんが何者かによって射殺された。でも、その人は自分が犯人だと決めつけられるような証拠を残して去ってしまった為、捕まったの。私はその人に見覚えがあったの。その人は、本当に後悔していた。なぜなら、私の本当の兄だったから・・・・。」

鳳「え!?」

加奈「私も本当は信じたく無かった。こんなつらいことなんて味わいたく無かった。こんなことになるなら、私なんて生まれてこなきゃよかった。こんなつらいことがあったなら、こんな話、一生聞きたくなかった。本当につらかった。泣きたかった。周りに話したかった。でも話せなかった。一人ぼっちで寂しかった。だれも信用できなくなった。中学2年になった時、すごい仲良しの子がいたんだけど、その子のお兄さんが、私のお兄ちゃんと友達だったみたいで、私の事を殺そうとしてたみたいで・・・。」

鳳「待って。何で加奈のお兄さんの知り合いなのに、加奈の事を殺す必要があるの?」

加奈「わかんない。多分だけど、お兄ちゃんはそのグループのリーダーだったらしくて。捕まった腹いせじゃないかな。」
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