第6章 青学との練習試合
鳳「いる!お腹すいた!」
加奈「あははは!」
鳳「かーなー!!」
加奈「なに?長太郎(ニコ」
鳳「あーもー!なんでもない!」
加奈「長太郎おもしろーい!」
鳳「俺はおもしろくない!」
加奈「私は面白いけど?」
鳳「あーそーですか(笑」
加奈「うん!(笑」
真透(父)「さ、二人ともそれくらいにして。着替えてこい」
二人「はーい」
・・・着替え中(加奈の部屋)・・・
加奈「(家族か~・・・。どうせいないし(泣)でも、美優さん、真透さん、沙羅ねぇ、長太郎、氷帝の先輩方、友達、青学のテニス部の皆さん。今の環境にすごく恵まれてる気がする。あーあ。これからどうすればいいんだろーな(泣)」
~コンコン(ノック音)~
鳳「加奈?はいっていい?」
加奈「あ、いーよ。」
鳳「失礼します・・・・ってどーした!?」
加奈「え・・・?」
鳳「加奈・・・。何かあった?」
加奈「何言ってんの!なんもないよー(ニコ」
鳳「嘘。」
加奈「嘘じゃないって(ニコ」
鳳「・・・。じゃあ、なんで泣いてるの・・・?」
加奈「・・・!べ、別に、泣いてなんか・・・・。」
鳳「俺の前では無理しなくていーよ」
加奈「ちょ、長太郎ー!!」
鳳「おっと!」
加奈「うわーん!(泣」
鳳「どーしたの?話せる?」
加奈「うん・・・。」
鳳「話せるとこまででもいーよ」
加奈「・・。さっき、美優さん、真透さん、沙羅ねぇ、長太郎が私の事本当の家族のように接してくれて・・・。本当に嬉しいって思ってる。」
鳳「・・・。家族のこと、思い出したの?」
加奈「長太郎にはまだ話してなかったっけ。」
鳳「?」
加奈「私、幼い頃に両親を亡くしてるの。幼い時、なんで死んじゃったのかなんてわかんなかった。周りの人は教えてくれなかったから。でもね、中学生になった時、初めてその理由を知ったの。私のせいで殺されたんだって・・・。」
鳳「え・・・?」
加奈「最初は、なんでだろう。なんで私のせいで殺されちゃったんだろう。色々考えてみた。でも、なんもおもいつかなかった(泣」
鳳「加奈・・・・。」
加奈「中学1年の後期くらいになった時、両親の遺品を整理してたら、何通かの手紙が出てきた。その内容は本当に私のせいなんだってことがわかったの。」