第2章 全てを貰います
それはある日の事。
キミと僕はいつも通り一緒に帰る。
黒子「すいません、待たせてしまって…」
遥「ううん!バスケ部大変だもんね。私、黒子くんならいつでも待てるよ!」
黒子「遥さん…」
僕は思わず抱き締めた。
黒子「そんな嬉しい事、不意に言うなんて反則です。」
遥「えへ…本当の事だもん」
黒子「遥さん」
僕は遥さんの頭を優しく撫でる。
照れてる顔も愛らしい。
その時
緑間「黒子ではないか」
黒子「…緑間くん」
遥「真ちゃん!」
緑間「遥…」
え…?
緑間「……そういえばお前も誠凜だったな」
遥「そうだよ!って忘れないでよ!なんでいつもとは違うとこ歩いてるの?」
緑間「ラッキーアイテムを買いに行ったのだよ。帰り道がたまたまここになっただけだ」
黒子「…遥さん?」
遥「あ、この人はね!幼馴染みなの。といっても中学は別になったけど…でも近所だから今でも仲が良いんだよ!ね、真ちゃん」