第22章 あなたと永遠に……15
謙信様が戻ってきた夜__
離れていた時間を取り戻すかのように愛し合う私たち。
キスをされるたびに頭が幸せで惚けてしまいそうになっていく。
もっと触れてほしくて、指先が愛おしい人を求めてしまう。
「んっ……謙信様……」
もっと私を愛して
謙信様の柔らかな髪をすくい上げるだけで胸が熱くなっていく。
逞しい胸に顔を埋めて背中に手をまわすだけで、身体の奥が火照りを覚える。
謙信様に愛される喜びを身体で受け止める事が出来るなんて幸せすぎて蕩けてしまいそう___
永遠にこの時間が続けばいいのに
謙信様の胸に抱かれて幸せな時を過ごしていたい
いつまでも……
:しばし幸せとやらに浸るが良い
定められた運命から逃れる術などないのだからな: