• テキストサイズ

あなたと永遠に……【イケメン戦国】

第19章 あなたと永遠に……13


「なあ、佐助」

「どうかしたのか?幸村……顔が悪いぞ」

「そうそう!俺って不細工な面してるからな……って!!そーじゃねーよ!!」

「ノリツッコミが冴えているな」

「……まあ、俺のノリツッコミは置いておけよ」

「?……真面目な話か?(珍しく真剣な顔をしてるな)」

「ああ……かおるなんだけどよ」

「かおるさん?」

「あいつ、大丈夫か?」

「何かあったのか?」

「実はさっきな……」




「(かおるさんが幸村の血を吸った?
それ自体は普通の事だが……
その時の尋常でない様子。そしてかおるさんの体調不良__まるで人間から何かに変わっていくような?

まさかな。

いや、待てよ。

俺たちはこの時代ではイレギュラーな存在だ。
特にかおるさんは、歴史を変えてしまうかも知れない。史実だと謙信様は生涯独身だった。

……それが関係しているのだろうか)」



私が混乱していた時、佐助くんはとある仮説をたてていた。

その仮説の先にあるのが、絶望しかないのを私も佐助くんも謙信様もまだ知らなかった。
/ 123ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp