第3章 矛盾の味
「いって…」
嵐5人でのダンス練習中、右脚を押さえる翔さん。
といっても休憩時間であり各々の時間を過ごしている。
俺は翔さんと振り付けの確認していた。
「どうしたの?翔さん。
脚痛めました?」
「ん、ちょっとね」
痛みに顔を歪めながら答える。
「じゃあ安静にしてましょ?
悪化したら困るから」
嵐としての活動に影響も出るし、何より心配だから。
「ごめん、ニノ。ありがとう」
「他の皆に伝えて来ますから先楽屋戻っててください。
歩けます?」
「まぁ、なんとかね」
「無理しないでね」
「うん、分かってる」
翔さんが頷いたのを確認して、スタッフと話している潤くんのところへ言いに行く。