第20章 私が猫で、猫が私 (裏:安土組全員)
(・・・望んでいた言葉を聞けたことで意識に歯止めが掛からなかったか・・・)
湖の言った一言「好き」その言葉が耳に入って心が躍った
柄にもなく我を忘れ暴走させてしまうなど・・・
「悪かったな・・・」
頬に手を添えれば、揺れる視線が信長を捕らえた
「ぁ・・ふ、、・・・」
擦れた声で言葉は届かないが、わずかに目を細めると信長を見て湖が微笑んだ
「っ、煽るな・・・」
そう言っても湖は、震える手で信長の手の上に自らの手をのせ微笑むのだ
「っ・・・」
信長は、自らの着物を開くと硬く反り立った自身を湖の中心に押し当てた
「・・・いいか」
珍しく尋ね聞く信長を見れば、苦しそうに眉をひそめているのが見えた
湖は、少し朦朧とする意識の中、大丈夫だと知らせようと軽く頷く
その後、湖の記憶は一気に真っ白だ
腰を支えられ、むちゃくちゃに振られた
じんじんとする膣内を太い異物が何度も子宮を揺らすように激しく打ち付け通る
日の沈み始めた部屋は薄暗くなっている
そこから聞えるのは、男の荒い息と、水音
そして、部屋を包み込んだのは優しい花の香りだった
行為は、湖の意識が浮上する度に続き、宣言通り朝日が昇り始めるまで続けられたのだった
湖が、自分の耳と尻尾が消えたことに気づくのはまる二日後
鉛のように重たい身体を信長に預け、城に入る直前のことだった
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信長編、終了
両思い確定にしてしまった・・・
この二人はもう少し先に・・・と思っていたのですが、ピックアップ3回目に嬉しさのあまり調子に乗ってしまった