第20章 私が猫で、猫が私 (裏:安土組全員)
軽くとはいえ、達したばかりの湖は息荒く三成の胸に手を付き止めようとする
だが・・・
「待ちません」
短く答える彼の表情は、頬が染まり、まるでこどもが悪戯をしかけるような表情になっている
初めて見る三成の表情に、心が跳ねる湖は言葉を失った
それを承諾と見なし、三成は湖の唇を奪う
「っふ・・・んん・・・」
はじめは軽い口づけ
指が猫耳に伸びるとそこを軽く刺激され、開いてしまった唇に直ぐさま深い口づけを与えられる
ぴちゃ、ちゅ・・・
灯が揺れ動く中、水音とお互いの息の音だけが聞える
「・・・湖様・・・」
「はぁ・・、はぁ・・・、み、つなり・・・くん・・・」
生理的に零れ出す涙をすくうように口づける三成
額を付け、目を瞑ると小さく話だした
「湖様が・・・眠りに落ちられたあの日・・・違和感が、不安になって、その不安が的中したかのように、鈴様と湖様が入れ替わりました・・・」
(三成くん?)
「その間・・・湖様のお体に入られた鈴様を見ているのは辛かったです・・・誰にでも擦り寄ってしまうので・・・どれだけ踏みとどまったか・・・堪え難きを堪えた私の思いを知っていただきます」
額が離れ、三成を見ればいつもの天使のような笑みに男の色香が加わり、異論を唱える隙もない
再び口づけを落とすと、今度は湖の足の間から尻尾を引っ張り出し、その尻尾で内股を触り始める
ふさふさの尻尾が内股を撫でるように動き、足の根元を行き来し始める
先ほど、三成の口内に入れられた先端は、濡れ冷たくなっている分、刺激が強い
かすかに双丘を行き来しただけで、身体がビクビクと跳ね始める
すでにたっぷりと蜜が溢れたにもかかわらず、中からは新たな蜜がこぽこぽ・・・そんな音を立てて出てくる
「やっ・・・だめ、それ・・・っ」
唇が離れ声を上げれば・・・
「っはぁんっ、、!!」
三成の口内には、桃色の頂が含まれる
口内で、先端を突いたかと思えば、ちゅぅと軽く吸われた
「ひゃぁ・・・・っぁ・・・」
その刺激はいつもの倍以上に感じた
湖の頭上につく耳は、ぴくぴくと目に見えて反応を見せる