第2章 第2話
私は思ったんだけど…
「た、田中…」
田「何ですか結愛さん…」
「大地が来たら少し離れておこうか」
田「そうですね…」
絶対、大地は怒ってる…
私はそう思った
そして30分後
澤「―幸いとくにお咎めナシ謝罪も要らない―が、何も見なかった事にしろ。」
見なかった事にしろって皆カツラって知ってるし
澤「特に結愛!」
ビクッ
澤「言いふらすなんて思ってたら本気で殴るからな…」
あまりにも大地が怖すぎて私は一歩下がった
怖い…今の大地怖すぎる…
澤「だがお前ら」
大地が喋り出した時また影山君と日向君が喋り始めた
勇気ありすぎると思うよ2人とも…
澤「―なぁ。少し…聞いてほしいんだけどさ。」
1年2人はわからないだろうが今の大地は本当にやばい
田中と菅原もビクッとしている
澤「お前らがどういう動機で烏野に来たのかは知らない。けど当然勝つ気で来てるんだろ」
そう大地が問いかけると影山君と日向君は元気よく返事をした
澤「烏野は数年前までは県内ではトップを争えるチームだった。一度だけだが全国へも行った。でも今は良くても県ベスト8特別弱くても強くもない…他校からの呼び名は」
「落ちた強豪…飛べない烏」
私がそう答えると1年2人は私を見た
全国へ行った時は小さな巨人がいた頃だ…
落ちた強豪飛べない烏と言われ悔しい思いをしてきたのは大地達だ
田「まったく誰スかね。そんなポエミーで失礼な名前つけやがったのは!」
「一発殴ってやりたいね」
菅「結愛それはやめようか」
全国へ行った時の烏野のは凄かった
見ているこっちが鳥肌たった…
澤「もう一度あそこへ行く。もう飛べない烏なんて呼ばせない」
そう…大地は主将になってからその目標で頑張っている
主将になる前からもだ
今年はこの子達がいる…
必ず全国へ行ける!