第7章 四男がドMに変わった日[一松]
数時間前
ト「一松兄さん?どこ行くの??」
一「…帰る」
チ「はあ??これからあの有名なデカパン博士の講演会だよ?」
カ「最高にクールで楽しみだぜ」
一「意味ないもん。興味ないし」
六子の通う高校では定期的に著名人による講演会が行われる。
これは学校側で力を入れていて、全校生徒と全教員が体育館に集まり講演を聞くのだ。
お「相変わらずだなー、一松は」
ト「人のこと言えないでしょ、おそ松兄さん!」
チ「遅刻の分を講演会の感想文で補うなんて母さんが泣くぞ」
お「まあまあ、そうカッカしなさんな〜
ま、おれは博士じゃなくすみれ先生を観察するけどなー♡」
ト「久しぶりに見れるね!すみれちゃん♪」
チ「ったく….あれ、一松は?」
十「行っちゃった〜」
チ「まったく真面目にしろよな!」
一「・・・・・」
興味ない話を数時間も座って聞くなんて無理
それに講演会にはすみれ先生もいるらしいし
一ヶ月前に自分のオ○ニーを見られた一松だったが、次の日もそのまた次の日もすみれとの続きを期待をしたが全く相手にされなかった
まず会わないし
学校で見つけてもいつも男子生徒に囲まれていて、人一倍寡黙な一松が声を掛けられるはずはなかった
いつも夜の妄想ではすみれとのことでいっぱいだったが…
他校の女子高生と不特定多数の関係を持っていた一松だったが、すみれとの一件以来他の女に興味を全く無くしていた