第5章 番外編 バレンタイン
【1年前】
『今年はトリュフでいいかなー。』
私は雑誌を見ながら呟いた
その雑誌では、私の彼氏である蘭丸がトリュフを片手に、セクシーポーズをしながら雑誌に載っていた
はぁ……カッコいい…←
しばらくの間、写真に見惚れているといきなりドアが開けられた
『え!?って、蘭丸か…びっくりしたー。』
「あ、おう。おい愛香、2月14日空いてるか?」
『空いてるけど…だってバレンタインデーだし。』
流石に、バレンタインまでは仕事入れないって
「ならそこ、空けとけよ。」
『う、うん。分かったー。』
「ところでお前、何見てんだよ。」
『あ、ちょっ!取らないでよ!!』
蘭丸は私の手から雑誌を取り上げた