HAIKYU! ! - Valentine 2.14 HQ
第2章 × 菅原孝支
「 手伝うよ って言った時かっこよかったな~!」
かわいい笑顔、でも、大地を思ってる顔。
「そんなにかっこよく見えるんだ?」
「うん!澤村くん、最高!」
「そんなに好きなら、告白すればいいのに。」
言ってから、後悔。
そんな、背中を押すみたいなこと、したくないのに。
「いけるかなー?いけると思う?」
言いたくない。
けど、話の流れ。
「いけるんじゃない?」
大地の好きな女の子の話なんてしたことない。
だから、俺の言ってることは適当。
「実はね、今度のバレンタイン、告白しようか悩んでたの。でも、孝支に背中押されて勇気出てきた!がんばる!!」
がんばらなくていいよ。
そんなことしなくていいよ。
でも、心の声は押し殺す。
「おう、がんばれ!」
俺は笑顔でそう言った。