第1章 ◇*1*◇
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ご飯もろくに食べないまま
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飲んでたじいちゃんが
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酔いつぶれて寝ちゃって
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智と2人になった
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テーブルに伏せたまま聞いた
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「さとし~」
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智「ん~?」
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「夏休みに智んち遊びに行ってもいい?」
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智「ん~」
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「いいの?」
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智「いいよ~(笑)けど、俺んちきても何もないよ?
まあいつも世話んなってっし
東京来んなら俺んち泊まるといいよ」
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無理って言われる覚悟で
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おもいきって聞いたら
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あっさり簡単にいいよって言われて
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拍子抜けした
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でもその後の泊まっていいって言葉に
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あたしはやっぱり対象外なのかなって
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心がつまる
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「じゃあ休みが決まったら連絡する…ね」
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もう半分寝てる智の顔をじっと見てた
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あたしはここでの智しか知らない・・
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東京では違う智の一面が見れるのかな・・
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