第1章 ◇*1*◇
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返されたビールを一口飲んだ
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智「なに見てんの?」
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「うみ」
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智「なんも見えねぇじゃん(笑)」
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「月明かりがね…あそこ少し波が見えるでしょ?キレイだね」
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智「ん~」
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伸ばされた指先を見たけど
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俺にはあんまわかんなくて
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ちゃんの横顔を見てた
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こっちのがずっといいな
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「智、明日仕事早いの?」
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智「ん?明日は昼から」
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「じゃあ、泊まっていきなよ明日
朝いちで車で空港まで送ってあげるから」
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んね?って笑ってこっちを見たちゃん
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智「ん~」
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もっとこっちに居てほしい?
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ってちゃんの顔見て考えてたら
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「ほら、じい達が智の事探してるよ(笑)どっちみち帰れないよ」
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後ろの方でじいちゃんが俺を呼んでた
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