第1章 ◇*1*◇
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智「あ~もぅ…ぜってぇ
翔くんもにのもちゃんに目つけたよ」
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「えぇ?そんなわけないじゃない」
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何をどうしたらそんな風に思うんだろう
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智「あ~あ…」
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「(笑)何?」
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天井を仰いでため息をついた智を見ると
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パッとあたしを見て
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何か言いたそうに
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口をゴニョゴニョ動かした
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智「…だってかわいぃんだもん…」
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「智…酔ってんの?」
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智「酔ってないよぉちゃんがこっち来た時から
待ってたのに全然好きって言ってくんないから
ガマンできなくて…
俺言っちゃったじゃん…」
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「なに?え?どうゆう事?…
あたしの気持ち知ってた…の?」
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尖らせた唇をそのままあたしの首に当ててチュってして
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あたしの好きな顔をして笑った
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智「ふふ(笑)知ってたよ・・
いつ言ってくれんのかなぁって」
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