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激甘エッチなショートストーリー。

第6章 5月。


近道だからって、やっぱり通らなきゃよかった。
朝とは全く違う雰囲気に背筋が寒くなったけれど、早足に歩き出す。出掛ける時には子どもの声が溢れていた公園は、夜になると鬱蒼としていて暗い。

「きゃっ……」

悲鳴……!?
助けなくちゃと思う心と、逃げたいという気持ちが交差して一応立ち止まる。

「ダメっ、こんなところで……あぁんっ、誰か来ちゃうよ」
「君が大きな声出さなきゃ大丈夫だよ」
「あっ……でもぉ……あっ、あっ、もぉー」

連休最終日の夜にお盛んなんだから。
気付かれたら気まずいよね……足音を殺して通りすぎる。外ですることじゃないでしょ、と苦笑いしながら、昔のことを思い出した。

もう7年も前の……今日。
私も一度だけ、外でしたことがある。
18歳だった私は、精一杯大人ぶっていた。
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