第2章 1月。
「俺も」言葉と共にこじ開けられる痛みが走って、私の中は彼でいっぱいになる。
「やばっ、すっげ締まる……。これじゃ長く持たないよ」
やっと目の前にきた新一君の顔を捕まえて唇を奪う。キスしながらするとすごく締まるって言われるけど、欲しくて仕方なかったんだもん。
キスも腰を押し付けあう動きも加速する。
「んんっ……はぁっ……好きっ……」
「んっ……唯はエロいなぁ……でも、そういうとこも好き……んっ」
勉強してる顔、サッカーしてる顔、大好き。
今この私だけに見せる余裕のない顔、大好きで、堪らない。
「ねっ、いきたいっ……んんっ……一緒に……」
「俺も、そろそろ、限界……」
ぎゅうっと抱きしめられて腰の動きが早くなる。暖房もつけていない寒い部屋で、感じる新一君の体温が心地いい。
「あんっ……あっ、あっ、やっ……イクっ……あ、イクっ」
「はぁっ……んっ……出るっ……」
新一君の重みを受け止めたまま、二人で絶頂を迎えた……。