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とうらぶっ☆続

第11章 閑話休題:告白



本当は、ずっとずっと好きだった。

一目ぼれ、とは少し違う。
優しくされることに慣れていなかった私は、簡単に恋に落ちていった。

苦しいばかりだと思っていた。
辛いばかりだと思っていた。
実際そうだった。

けれど、最後のこの瞬間。
この目に映る世界が、あなたでよかったって、心底思う。

目は最後まで逸らさないで。私が殺されるのをちゃんと見届けてほしい。

忘れないでほしい。ずっと焼き付けていてほしい。
私がいたこと。私があなたをきらって憎んでいたこと。
すきだよ。すき。ほんとうは、だいすき。

目を閉じた。
眼裏にうつるものは、決して多くはないけれど、それでも私にはじゅうぶんだった。

ありがとう、と、小さく呟く。

私を殺してくれて、妹を殺すと約束してくれて。

そうして、痛みも感じないまま、途方のない安堵に包まれて、私の世界は幕を閉じた。

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